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化粧品広告のきほんのき〜医薬関係者などの推薦〜

前回の投稿から随分と日が空いてしまいましたが、ようやくワードプレスの設定もろもろが落ち着きました。今後は投稿頻度をもっと上げていきます。

今回は化粧品広告のきほんのきシリーズ、医薬関係者などの推薦についてお話していきます。本業でもよくご相談いただく訴求ポイントで、皆さんどうしても広告で使いたい!となるのですが、厳しいルールが存在しているので、ついうっかり違反表現をしていた…なんてことが無いようご注意くださいね。

医薬関係者などの推薦とは?

医薬関係者というと医師や看護師、薬剤師などを想像するかと思います。化粧品のルールでは『医薬関係者等』とされていて、医薬関係者以外の職業も含まれています。

美容師や理容師、さらには大学などの学校や学会なども該当するんです。

化粧品のルールではこれらの職業や団体が商品を推薦することを一切禁止しています。

なので、どんな内容であれ医師の推薦コメントを掲載したり、クリニックでも販売されています!など病院との関係を述べたりすることが出来ないんですね。

ヘアケア商品では美容師との共同開発や美容師おすすめといった表現を使いたいといった相談をいただきますが、こちらも全てNGとなりますのでご注意ください。

ちなみに大学などの学校や学会には、医薬関係以外であっても抵触するおそれがあるので、権威づけとして使用するのはリスクがあります。

美容ライターや美容家の推薦は?

最近では美容ライターや美容家といった職業の方の認知度が高く、商品の推薦をしている広告を見かけます。こちらについては医薬関係者などの推薦に抵触するのでしょうか?

こちらについては現状グレーとして扱われています。

行政が出しているルールには美容ライターや美容家について書かれていませんが、業界団体である日本化粧品工業連合会が出している『化粧品等の適正広告ガイドライン』では、ただちに違反とはみなしませんが注意しましょうとしています。

美容ライターや美容家と一口にいっても、医薬関係の国家資格を持っていたり、世間の認知度が高いなど広告に出ることで消費者に与える影響が大きい方もいらっしゃるかと思います。

先ほどのガイドラインでは、「世人の認識に相当の影響を与えると考えられる場合には、本項(医薬関係者等の推薦)に抵触するおそれがあるので注意すること。」としていますが、具体的にどういった人が抵触するのかについての指標が公表されているわけではありません。

例えばSNSのフォロワー数が何十万を超えていたり、雑誌の連載数が多い方などは抵触しそうですが、明確なルールが決まっていない以上、このあたりは一律グレーとして扱わざるを得ないと考えます。

広告って商品を魅力的に演出するものなので、やっぱり影響力のある方に推薦してもらいたいですよね。

現状は美容ライターや美容家が推薦したからといって指導を受けたという話は聞いたことがないので、誇張しすぎない程度に使用する分にはグレーの範囲でいけると思われます。

※美容師免許を持っている美容ライターや美容家が、プロフィールに「美容師」「美容師免許保持」などと書いてしまうと、医薬関係者などの推薦に該当してしまうので、プロフィールの書き方には気をつけてくださいね。

医薬部外品は厚生労働省認可って言える?

医薬部外品は国の承認を受けた効能効果を広告で標ぼうすることが出来ますが、それを元に厚生労働省認可と言えるかというと…

厚生労働省認可は言えません!

ちなみに国のお墨付きという表現は厚生労働省以外の省庁であっても一律認められていません。

よく見かけるNG例としては、医薬部外品の有効成分を説明する際に、「厚生労働省から承認を受けた有効成分◯◯を配合」といった表現。事実であったとしても厚生労働省の名前を出すこと自体がNGとされているので、その点にお気をつけください。

ちょっと話が逸れますが、特許についても一切広告で述べることが出来ません。特許番号や特許取得の◯◯のような表現は、たとえ特許を取得していたとしても使用出来ないので、こちらにもご注意を。

製薬会社が開発したは?

最後に製薬会社が開発したパターンについてもお話します。

こちらは現状グレーな範囲で使用出来ている表現です。

もちろん前提として事実であることが重要です。単に事実をサラリと述べているだけであれば、こちらの表現については現状問題視されてはいないようです。

製薬会社が開発したから効果がバッチリ!や安全!といった煽りをしてしまいますと、別の意味で問題となりますので、製薬会社が開発した化粧水ですくらいの温度感で使用しておいた方が無難ですね。

今回は化粧品広告における医薬関係者などの推薦についてお話しました。こちらは薬機法上厳しいルールが敷かれている項目のひとつと言えますね。

次回も化粧品広告のきほんのきシリーズになりますので、ぜひチェックいただけると嬉しいです。

ではでは〜。

Photo by National Cancer Institute on Unsplash

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においフェチ

広告法務の中の人。においフェチ。 最近のヒットはLe Couvent des Minimesのアクアマジェスタエ。好きなにおいをくんかくんかしてる時が至福。 twitterは時事ネタや日常業務の小ネタなどを呟いてますー。

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